キャラクターになりきったキメ顔もいいけど、笑った表情も好きだ。
以前、ライカの記事内の動画で、モデルさんに「ファミリーマートの何が好き?」と聞いている
シーンがあったけど、「好きな事(特に食べ物)を聞いていい表情を引き出そう!」みたいな
テクニックは昔からよく言われている。
僕が何年か撮影をしてきてよくやるのは「とにかく徹底的に褒める」だ。
これもまたポートレート撮影でのセオリー。
自分自身まだまだマスターしたわけじゃないけど、3人に1人くらいはいい顔で笑ってくれる。
「まってチョーウケるんだけどwww」と。
ただ「うわ!めっちゃカワイイ!」を連呼するだけでもいいけど、細かいパーツや脚の長さ、細さ、
顔の小ささ、スタイルの良さ、衣装の出来などより細かいところに着目できるといいように思う。
「え…そんなに褒められたことない。嬉しい」と言う人がまあまあいる。
おそらく人気のレイヤーさんであっても、撮影で徹底的に褒められた経験はあまりないのだ。
また、これをやることで「この人はめっちゃ褒めてくれる人」と覚えてもらうこともできる。
実際TFTなんかで他のカメラマンの撮影を見ているとまあまあ無言か、「サン、ニー、イチ、ハイッ!」
という声掛けが多い。そこに感情の動きが発生することはない。
ただ、やっているキャラクターが無口で無表情なキャラ(綾波など)だと自分の言葉が
届いていないように思えてつらくなり、トーンダウンしてしまう事がある。
キャラの雰囲気と反応の薄さに飲まれてヒヨってしまうのだ。
それでも言葉を絞り出し続けることをやめないのが大事。そういうメンタルの強さこそ相手は見ている。
※無理に笑わせる必要はない。
また、ちょっとズルいけど、背面液晶を確認しつつ「ウンウン、よく撮れてるな」という動作を
レイヤーさんに見せるだけでもレイヤーさんは安心してホッとした優しい笑顔になる。
人は他人を喜ばせることで自己重要感や幸せを感じるように出来ている。
実際によく撮れているかどうかは関係なく、満足している自分を見せるところが重要。
要するに演技でいい。
無言のカメラマンが多いのでこちらが何を考えているかわからないし、場合によっては気難しい人に
見えてしまう。
本当のところ(その場での写真の出来)は関係ない。よりよい撮影にすることが大事。
自分の感情より相手の感情をどう動かすか。
液晶を確認して「よっしゃ、イケる!」をやってみせるだけ。
ノンバーバルなコミュニケーションだが、確実に自分が楽しいことが伝わる。
レイヤーさん自身がカメラマンを楽しませているのを実感できるのだ。
逆に「なんか上手く撮れないな…」という表情を見せると、レイヤーさんは「私のせい?」みたいに
なることもあるので意識して気を付けたい。
女性は多分、こういうところで感覚的に人間性の違い(配慮?)を感じ取る。
後になって「あの時褒めたのも液晶見て笑ったのも撮影のためかな?」と何となく気づくのだ。
それを撮影する全員にやったとしても「私のためにこういうことが出来る人なのね。やるやん」と理解する。
そのくらいにはよく見ている。こういうところは男性にはあまりないのだ。
で、最近の言葉でとても便利なものがある。
これを言うと高確率でウケるのでその瞬間を逃さないで欲しい。
レイヤーさんはキャラに合わせてポーズと表情を作り込むため笑いは一瞬だ。
その言葉は「●●(キャラクター名)しか勝たん!!」これだけ。
この記事の真希波でも笑っている写真では「真希波しか勝たん!」と言っている。
右手がブレて中途半端なポーズの写真があるけど、これこそがキャラを忘れた一瞬の隙。
「勝たん!」はtwitterなんかでまあまあ見る言葉だけど、とても伝わる言葉だ。
レイヤーさんも着ている衣装のキャラが好きでやっていて、その気持ちへの共感が伝わる。
「僕もこのキャラめっちゃ好きです!」=「●●しか勝たん!」なのだ。
歯を見せて笑うキャラじゃなくても思わず笑ってしまう事が多い。ぜひ試してみてほしい。
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