レイヤーさんは写真をどのくらい貰えるのか(前編

コスプレ

コスプレイベントが終わると、レイヤーさんは翌日あたりから送られてきた写真をtwitterに掲載する。

ぼくの場合、東京から静岡に帰るとだいたいヘトヘトになってしまうので、月曜日に現像を始めて
月曜の夜から徐々に写真を送っている。
そこで気づくのは、レイヤーさんが紹介する写真はカメラマン4-5人分からせいぜい10人くらい。
当日長蛇の列を作って撮影に応じているレイヤーさんでさえそんなところだ。

現在のアコスタではカメラマンは500~800人前後いるように思う。(推定
列を作っているレイヤーさんは最後尾から順番が回ってくるまでに10人で30分近くかかるだろうか。
およそ1時間で25人前後だとすると3時間で75人、4時間で100人。

当日のために衣装・ウィッグ・化粧の準備をし、お金と時間をかけて当日を迎え、立ったり座ったりを
4時間繰り返して100人に撮影させる。
聞くところによると、写真を貰えるのはせいぜい5人に1人とのこと。およそ20%前後だ。
仮に100人が撮影したら20人に送ってもらえる計算になるが、全員が使えるわけじゃない。
盛れていない写真もあると言う。
結果、そこからtwitterで紹介しているのが数人分ということになる。

カメラマン何百人もいても、8割はハズレ(撮ったら終わり)。
残りの2割にしても全員が盛れるわけじゃない。
およそ8割の撮影が相手のためだけの時間。
2割のアタリをゲットするためにやっているかと思うとなかなかしんどいように思う。

仲間の何人かでイベントに参加する(いわゆる「合わせ」)とか、特定のカメラマンと一緒に参加して
あらかじめ写真を確保できるなら安心に思えるけど、一人で参加しているレイヤーさんは
そういう世界を生きているのだ。


長い列をつくって撮ってもらうだけがイベントの全てじゃない。
ぼくたちカメラマンはレイヤーさんに感謝してもっと写真を送らなくてはいけないな。

つづく。



■なえ:シージ
■Canon EOS RP + RF50mmF1.2L USM
■acosta!マルシェ 池袋サンシャイン 2021.06.26




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 ご連絡いただけますと幸いです。迅速に対応させていただきます。


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